18歳の時、最初に就職した先で出会った2人。香川で建築設計、東京でデザイン・店舗プロデュースとそれぞれの道でキャリアを磨いてきましたが、「一緒に何かできればいいね」と語り合ったあの日の夢が、2021年春、ついに始動しました。
長年、東京を拠点に多くの店舗デザインを手掛けてきました。東京も魅力的な場所ですが、なにかと飽和状態の都会で働いていると、四国という土地の風景にローカルならではの息吹を感じ、そこに惹かれて地元で声を上げていこうと帰郷しました。綾川町に購入した古民家を再生して『ヤエ食堂』を運営しているのでカレー屋だと思われがちですが、本業はデザイン工務店です。旗印のお店が魅力的でなくては建築のニーズにつながりませんから、絶対素敵な店を作らなきゃと心に誓って、いったん店舗運営に集中することにしたんです。
ヤエワークスとしての本格始動は、2021年4月。店づくりや集客ノウハウを生かして、注文住宅にとどまらず店舗併用住宅も提案できるのが強みです。新築でもリノベでもいい、「なにかやりたい!」という夢が叶う場所そのものをつくるって、ワクワクしませんか?土地のポテンシャルも広がるし、家づくりが投資にもなるし、店がにぎわえば地域活性化にもつながる。家の建て方、考え方そのものが変わってくると思いますよ。(山上さん)
ヤエワークスには、「チームヤエワークス」として私たちに共感・協力してくれる多くの人たちがいます。若手を中心に匠の技術で地域に貢献する約30の建設会社をはじめ、ファイナンシャルプランナーや法律関係者、経理やデザインまであらゆる分野のプロがそろい、ワンストップで彼らと結びつけるのが私たちの役割。特に職人たちは精鋭ばかりです。クオリティや仕事ぶりについてはチーム内で厳しい規律を設けていて、時には除名もあり得るほど。そのくらいハイレベルで「作品」と誇れる家づくりが、チームヤエワークスのブランドです。
チームとしても会社としても、熟練の技術を持つ地域の高齢技術者、女性現場監督や設計者をはじめ、ありとあらゆる人たちに活躍のステージをつくっていきたい。トップダウンではなく、みんなが自由に提案できる選択肢の多い場所にしたいですね。(竹田さん)
ヤエ食堂も事例の一つですが、空き家対策としての古民家再生には可能性を感じています。既に西讃エリアでは、古民家のたっぷりしたスケール感を活かしシェアスペースとして再生するプロジェクトが進行中。行政と連携した地域活性化に向けて、これもチームとしてみんながwin-winになるよう企画していけたら…と考えているところです。(山上さん)
住宅ニーズはまだ大々的に打ち出していないので、3~4棟が水面下で進行中といったところですが、価格とかではなく私たちのスタイルに共感した方にご依頼いただくことが多くて、恵まれていると思います。お客様とLINEグループでいろんな情報を共有するようにしていて、ドアノブや窓枠のデザインなどなんでもグッとくるイメージを送ってもらい、世界観全体をつかんでからプランを形にして、なんだか学園祭の準備を一緒にワイワイやってるみたいな…こういう出会いを支えてくれる看板が、ヤエ食堂なんです。お客さまもチームヤエワークスにどんどん巻き込んで、できることを増やして、県全域に私たちのブランドを広げていきたいと思っています。(竹田さん)