JR四国不動産開発株式会社

幅広い事業分野でワンストップサービスを実現

JR四国の安定感と信頼をベースに、多角的な事業を展開するJR四国不動産開発(株)。近年は個性の光るリノベーションで人気を博しています。同社でリノベのスペシャリストとして活躍する上野さんに、お話を伺いました。

ライフスタイルと価格、バランスよく提案
リノベのお客さまとはすっかり友人

当社の強みは、やはりJR四国のグループ力です。不動産売買・仲介、分譲、賃貸仲介、物件の維持管理など手掛ける事業が幅広く、2021年から分譲マンション管理、22年から駅ビルなど建物全体の維持管理もスタートしました。
力を入れているのが、不動産売買に伴うリノベーション。マンション購入層は独身、特に女性が多い傾向があり、こうした人たちに向けて一人一人のカラーに合わせた「仕事から戻ってゆったりくつろげる空間」を提案しています。自分らしい暮らし方がなるべく低予算で実現できるきめ細かい提案力が強み。リノベーションのお客さまとは、引き渡し後も連絡を取ることが多くて、いろんな情報を交換しながら長いお付き合いを育むうちに、すっかり友人みたいになっています。

リノベニーズを実感した高松市の物件
空き部屋が今や空室待ちに!

リノベーションを本格的に始めたのは、2015年。高松市内にある賃貸物件の最上階5部屋がずっと空室になっていて、それをきれいにリノベしたら一気に全室埋まったんです。今も「空くのを待ちます」という声があるほど。リノベした方がニーズが集まることを実感しました。
現在もリノベ賃貸物件のニーズは好調です。賃料とのバランスも考えた提案は、オーナー側へのコンサルティングにもなり、リノベ事業は今後も軸となる見込み。不動産業界で長年育んだ横のつながりを生かして、さらにPRしていきたいですね。賃貸だけでなく売買+リノベの流れも視野に入れて、古い空き部屋に悩む地域の活性化につながれば…と思っています。

目指すのは、物件の魅力を
引き出すリノベ
新たな分譲住宅都市
モデルも視野に

2021年、一般社団法人リノベーション協議会の「RENOVATION OF THE YEAR」に初めてエントリーしました。「瀬戸内海が見えるマンション」というコンセプトで、眺望が気に入ったお客さまのために海景色のある暮らしを提案したリノベーション物件が、なんと「絶景リノベーション賞」を受賞。生活の一部に海があるのは、都会目線でも魅力的に見えたのでしょう。こうした不動産そのものが持つ魅力を引き出すリノベーションで「暮らし方を提案する」売買を今後も目指したいですね。

多角的な事業のノウハウを踏まえ、BtoBのビジネスチャンスや売買で扱う物件の幅も広がっています。さぬき市志度の『オレンジタウン』は、住宅だけでなくテナント施設にカフェなどを誘致し、さまざまなイベントも主催して地域と深いかかわりを築いている分譲住宅田園都市です。テナント施設はもともと事務所だったんですが、ガランとした雰囲気がなんだか寂しい感じで、思い切って改装したのがよかった。近隣地域を尊重しつつ、新しい風をもたらすことに成功した例といえます。
現在、高松市庵治町の『純愛の聖地庵治・観光交流館』では、施設管理とともに併設のカフェ運営もしています。事業分野の広さは、ワンストップですべて対応できるサービス力にもなるでしょう。オレンジタウンの成功例の発展形として、観光交流館が新しい都市モデルを確立したら面白いのではないかと期待しています。

JR四国不動産開発株式会社

香川県高松市藤塚町三丁目19番45号 Tel 087-812-2270
営業時間/9:00〜18:00 定休日/日曜・祝日